nomin projectのうちの1つでキーとなる振動∞
サウンドヒーリング用の音録り、
フィールドレコーディングを兼ねて
昨年末に北海道は阿寒湖へ行ってきました。
目的のボッケと呼ばれるその場所は 100℃ほど熱せられた泥が地下から
火山ガスとともにボコボコと音をたて絶えず噴出しているところ。
ボコボコ、ぽこぽこと煮え立つ音、
地下から湧き出る泥の波紋の音録り成功◎
それから予想外の音とも出会うことができました!
一体これはなんの音?!
阿寒湖を眺めているとたまーに聴こえてくる超宇宙的な音。
阿寒湖からなのかどこから聴こえてくるのかもわからず、
耳を澄ます私。レコーディングする主人。
ピュンピュンドゥンォドゥン...となんとも形容しがたいのですが。。。
この時はまだ阿寒湖が徐々に氷結し始めている時期で
氷と氷がぶつかる音や、氷が割れる音、
氷ができていく様などいろんな音がしていました。
でもこの宇宙音の正体は依然わからぬまま。
後で自然センターの方に伺うと、
阿寒湖が全面氷結する前のこの時期のさらに限られた時間だけに聞こえてくるそう。
氷が割れてぶつかって湖が震え、氷の裂け目からその振動が伝わり
湖を取り囲む山々に反響して鳴っているのではないかと言われているようです。
でも未だに確かなことはわかっていないままらしく。
時折しか聞こえてこなかったのと強風で
レコーディングができたのもほんの一部なのですが本当に不思議な音でした。
まったりまどろみのある柔な質感を伴った生命力溢れるボッケ音。
浮遊感、透明感、
原初の宇宙や惑星のパターン、共鳴を感じる摩訶不思議で神秘的な阿寒湖音。
宇宙が奏でる最高の音、振動が録音できました!
今では既に録音され編集された音の素材もたくさんあるけど、
やっぱり自分たちがその場所へ赴いてこれだ!と感じる音を 荒削りながらも
録音したものではまた感じも雰囲気も温度も違いますね◎
今回の北海道天然サウンドがどんな形で融合されていくのか私自身も楽しみです!